第12回 道修町たなみん寄席「落語に潜む異国の風習」
11月22日(火)18:00~
田辺三菱製薬本社(大阪市中央区道修町)
古典落語は、噺が作られた時代の風習や常識がベースになっています。その中身を遡っていくと、異国の風習や故事にたどりつくのが醍醐味です。講義の後には、演者2人を交えた、ネタにまつわる鼎談もお楽しみに。
●落語
桂春團治「もう半分」
桂 雀太「らくだ」
●講義と鼎談
「『らくだ』と『もう半分』のルーツ」
髙島幸次・桂春團治・桂雀太 鼎談
古典落語は、その噺が作られた時代におけるわが国の風俗・習慣や教養・常識を踏まえて作られていますが、さらに遡れば、異国の風習や故事に辿りつきます。 今回は大ネタの二席を堪能していただいた後で、「らくだ」や「もう半分」に見られる中国の故事を紹介し、それらが日本で古典落語に取り入れられるようになった歴史的背景も併せて解説します。
講義の後に、それぞれの演者である春團治師匠・雀太師匠にもご登壇いただき、これらのネタにまつわる鼎談を行い、寄席の締めくくりとします。
入場料1,100円
定員150名(要申込・先着順)
→詳細&申込先(道修町たなみん寄席ホームページ)
天神寄席十一月席「真田幸村尽くし」
11月25日(金)18:30~(開場18:00)
天満天神繁昌亭(大阪市北区天神橋)
桂弥っこ「真田小僧」/笑福亭松五「真田山」/桂歌之助「猫の忠信」~仲入~【鼎談】「真の幸村を語る」北川央(九度山・真田ミュージアム名誉館長)・高島幸次(大阪天満宮文化研究所)・桂春若/桂小春団治「大名将棋」
天満天神繁昌亭では、敷地を提供している大阪天満宮に敬意を表し、毎月25日の夜席を「天神寄席」と銘打ち、さまざまな企画を開催しています。髙島幸次先生がコーディネートする、月替わりの豪華なゲストとのトークも大人気。今月のゲストは北川央さんです。
前売2,500円 当日3,000円
→詳細&申込先(繁昌亭)
ナカノシマ大学2,300円(前売のみ)(予定枚数終了次第締切)
→詳細&申込先(ナカノシマ大学 )(10月25日発売予定)
龍谷大学の公開講座 古典落語の史層を掘る -落語『らくだ』の場合-【再配信】
11月25日(金)~12月31日(土)
オンデマンド配信(約60分間)
講師:高島幸次
【本講座は過去に配信した講座の再配信です】
落語と言えば「笑わせて何ぼ」の底の浅い作り話だと思われがちです。しかし、それは幕末・明治期に古典落語が作られてから百年、二百年を経るなかで、当時の伝承や社会常識を失ってしまったための誤解なのかも知れません。
本講座では、一聞ではハチャメッチャにしか思えない落語『らくだ』を紹介しながら、そこに埋もれた歴史的基層を発掘し、これまで「そんなアホな!」と思われていたことも、実は「えっ!ホンマなん?」と驚いていただきます。
受講料1,320円
申込は12月19日まで
→詳細&申込 龍谷大学の公開講座
朝日カルチャーセンター中之島教室「古文書に学ぶ」
毎月、原則として第2第4月曜日11:00〜12:30
朝日カルチャーセンター中之島教室(大阪市北区中之島)
講師:高島幸次
江戸時代の町方や村方に伝わる古文書・古記録を中心に読み解きます。しかし、講座の目的は崩し字を「読む」ことではありません。「読む」ことを通じて、その内容から当時の社会のあり方、先人の生き方などを学びます。従来の事件や人物の羅列ではない新しい歴史学によって、江戸時代人の記憶に迫ってみましょう。
10~12月全6回 10/10, 10/24, 11/14, 11/28, 12/12, 12/26
会員17,160円
設備費660円
→詳細&申込先(朝日カルチャーセンター)