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2023年6月の講義とか企画とか

龍谷大学の公開講座「古典落語に潜む史実 ーもうひとつの日本史ー」

6月14日、21日、28日、7月5日 15:15~16:45
龍谷大学深草キャンパス(京都市伏見区)
または、オンラインライブ受講

講師
高島幸次大阪天満宮文化研究所員・龍谷大学REC顧問

講座概要
 落語といえば、笑わせてナンボの作り話だと誤解されているようです。しかし、古典落語の史層には、その噺が作られた幕末・明治期のリアルな思想や風俗などが横たわっています。
 ある落語では桶屋職人の息子が、のちに町奉行所の与力になります。江戸時代には「士農工商」という厳しい身分があったと教え込まれた世代には首を傾げる設定です。しかし、そのような事実はなかったので、20数年前に教科書から「士農工商」は削除されました。教科書より、落語が正しかったのです。また、ある軽口噺には「弘法大師の時代の尿瓶(しびん)だ」というセリフがあります。これも古いことを説く物言いではなく、弘法大師・空海のライバルだった僧・守敏(しゅびん)に響かせる洒落だったのです。

【開講日】
(1)6月14日(水)落語に潜伏する大塩平八郎
(2)6月21日(水)江戸時代の尿瓶文化の復活
(3)6月28日(水)千と千尋とイモリの黒焼きの物語
(4)7月 5日(水)お説教が落語に生まれ変わる条件
【開講時間】
  毎回 午後3時15分~4時45分
【申込締切日】
  2023年6月9日(金)

受講料 7,920円(税込)
定員 対面受講→50名 オンライン→100名
→詳細&申込先 龍谷大学の公開講座 対面受講
→詳細&申込先 龍谷大学の公開講座 オンライン受講

『望星』(東海教育研究所)2023年7月号 大阪を生きる12人の物語 9

6月15日(木)発売

〝人〞を通すことで見えてくる大阪の文化的魅力を掘り起こす対談連載「大阪を生きる12人の物語」。第九回のゲストは日本舞踊・上方舞(山村流)の担い手で着付け教室の運営もされている山村若静紀さん。ホストはお馴染み、歴史学者の髙島幸次さんです。

→試し読み 大阪を生きる12人の物語9 ゲスト山村若静紀

Amazon→『望星』(東海教育研究所)2023年7月号
楽天ブックス→『望星』(東海教育研究所)2023年7月号

第13回 道修町たなみん寄席「笑いすぎて、お尻も……」

6月17日(土)14:00~
田辺三菱製薬本社(大阪市中央区道修町)

腸内細菌によって生まれるガスは、決して体に悪いものではありません。 しかしあの臭いは時に、人間関係を困ったものにしてしまう場合もあります。 オナラの落語を楽しんで、それが「笑いの種」になるまでの歴史を学びます。
●落語
笑福亭つる吉 (後見/笑福亭鶴笑)「転失気てんしき
笑福亭風喬「色事根問いろごとねどい
笑福亭笑有「目薬」
●講演
高島幸次(龍谷大学エクステンションセンター顧問)
「神農さんのオナラも笑い種」
「オナラは笑い種」といいますが、これは比較的新しい惹句(じゃっく)のようです。古代・中世に遡れば、オナラは笑い種どころか、宮中の政務を放棄したり、出家を決意したりする悲劇や破局の原因になったのです。それが江戸時代にもなると、オナラは面白おかしい世界にスライドし、落語にも様々なオナラが採り込まれます。そして、この道修町の少彦名神社の御祭神・神農さんがオナラで妖怪どもを退治する物語絵巻までもが登場するのです。「ヘェー!」と感心しながらお楽しみください(講演中の放屁はお控えくださいますよう〈笑〉)。

入場料1,100円
定員150名(要申込・先着順)
→詳細&申込先 道修町たなみん寄席ホームページ

天神寄席六月席「知ったかぶりの大かぶり」

6月25日(日)18:00~(開場17:30)
天満天神繁昌亭(大阪市北区天神橋)

月亭希遊「転失気」/桂恩狸「十徳」/桂二葉「向こう付け」/桂よね吉「千早ふる」~仲入~【鼎談】「落語で教養を活性化」内田樹(思想家・武道家)・高島幸次(龍谷大学REC顧問)・桂春若/笑福亭伯枝「阿弥陀池」

天満天神繁昌亭では、敷地を提供している大阪天満宮に敬意を表し、毎月25日の夜席を「天神寄席」と銘打ち、さまざまな企画を開催しています。髙島幸次先生がコーディネートする、月替わりの豪華なゲストとのトークも大人気。今月のゲストは内田樹さんです。

前売2,500円 当日3,000円
→詳細&申込先 繁昌亭
ナカノシマ大学2,300円(前売のみ)(予定枚数終了次第締切)
→詳細&申込先 ナカノシマ大学(5月25日発売)

朝日カルチャーセンター中之島教室「古文書に学ぶ」

毎月、原則として第2第4月曜日11:00〜12:30
朝日カルチャーセンター中之島教室(大阪市北区中之島)

講師:高島幸次
江戸時代の町方や村方に伝わる古文書・古記録を中心に読み解きます。しかし、講座の目的は崩し字を「読む」ことではありません。「読む」ことを通じて、その内容から当時の社会のあり方、先人の生き方などを学びます。従来の事件や人物の羅列ではない新しい歴史学によって、江戸時代人の記憶に迫ってみましょう。

4~6月全6回 /4/10、4/24、5/8、5/22、6/12、6/26( 11:00~12:30)
会員17,160円
設備費660円
→詳細&申込先 朝日カルチャーセンター

龍谷大学の公開講座「落語は史実よりも真なり ー『佐々木裁き』の場合ー」【再配信】

5月26日(金) ~7月2日(日)
オンライン(約60分)

落語は、「笑わせてなんぼ」のデタラメな作り話だと思われがちです。しかし、古典落語の史層には、幕末・明治期のリアルな風俗や教養が横たわっています。それを現代人が理解できなくなったために、底の浅いウソでしかないと勘違いしているのです。本講座では、落語『佐々木裁き』をテキストにして、日本史研究の立場からその時代背景を読み解き、その結果、この噺の史層には、大坂町人の「大塩平八郎贔屓」や「真田幸村人気」が横たわっていたことなど、目からウロコがボタボタ落ちる衝撃の事実を浮かび上がらせます。お楽しみに。
紹介動画(龍谷エクステンションセンターチャンネル)

受講料 1,320円
定員 100名
→詳細&申込先 龍谷大学の公開講座

龍谷大学の公開講座「<冥土 in チャイナ>からの落語」【再配信】

5月26日(金) ~7月2日(日)
オンライン(約60分)

古典落語の史層には、その噺が作られた幕末・明治期の教養や習俗、古代中世から伝わる口碑や伝承が横たわっていますが、なかには中国の習俗をも採り込んだ落語が散見できます。
本講座では、金銭を奪われた者が恨みをもって死んだ後に、加害者の子どもに転生して金銭を取り戻す物語など、中国の冥土観を踏まえた落語について考えます。
「それはどんな落語?」と興味を持たれた方、それはもう、ご視聴いただくしかないですね。
→紹介動画(龍谷エクステンションセンターチャンネル)

受講料 1,320円
定員 100名
→詳細&申込先 龍谷大学の公開講座

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